猫が居眠りをするということを、つい近ごろ発見した。その様子が人間の居眠りのさまに実によく似ている。人間はいくら年を取っても、やはり時々は何かしら発見をする機会はあるものと見える。これだけは心強いことである。

寺田寅彦『柿の種』
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寺田寅彦の名言

年を取っても、何かしら発見をする機会はある

出典
『柿の種』俳句雑誌『渋柿』掲載の短章(1921年8月(単行本は1933年))
確認
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この言葉の背景

寺田が友人の松根東洋城の俳句雑誌『渋柿』の巻頭に、題もつけずに折々寄せた短い文章の一つで、のちに『柿の種』にまとめられました。四十代の物理学者が、飼い猫の居眠りという身近なことに目をとめ、その小さな発見を素直に喜んでいます。

今日の生かし方

今日は、毎日見ているもの(家族、ペット、通勤路の木)を一分だけじっと観察して、気づいたことを一行メモしてみてください。年齢に関係なく、学びは身近なところで見つかります。

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