人には悲しみと喜び、別れと出会いがあり、月には曇りと晴れ、満ちと欠けがある。こればかりは昔から、すべてがそろうことはむずかしい。ただ願うのは、互いにいつまでも元気でいて、千里を隔てていても、この美しい月をともに眺められることだ。

蘇軾『水調歌頭(明月幾時有)』
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蘇軾の名言

千里を隔てても、同じ月を見ていたい

書き下し人に悲歓離合有り、月に陰晴円欠有り、此の事古より全うし難し。但だ願わくは人長久にして、千里嬋娟を共にせんことを。

原文(漢文)

人有悲歡離合,月有陰晴圓缺,此事古難全。但願人長久,千里共嬋娟。

出典
『水調歌頭(明月幾時有)』詞の後半の結び(1076年(熙寧9年)中秋)
確認
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訳
現代語訳:名言の栞

この言葉の背景

密州(いまの山東省)の知事だった蘇軾が、中秋の夜に明け方まで飲んで酔い、長く会えずにいた弟の蘇轍(子由)を思って作った詞です。序にその事情が記されています。月の満ち欠けに人の別れを重ね、離れていても同じ月を見ようと結んでいます。

今日の生かし方

遠くにいて会えない人を思う夜は、月の写真を一枚撮って「同じ月を見ています」と送ってみてください。返事がなくても、届けたことで気持ちが少し落ち着きます。

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