岡本かの子の名言
いよよ華やぐいのちなりけり
書き下しとしどしにわがかなしみはふかくして いよよはなやぐいのちなりけり
- 出典
- 『老妓抄』末尾近くの一首(1938年)
- 確認
- 原典で確認原文が載っている資料で、該当する箇所を確かめました。確認した資料
この言葉の背景
年老いた芸妓が、若い発明家の卵を囲って夢を託す短編の終わり近くに、老妓が添削を頼んできた歌として置かれた一首です。年を重ねるほど悲しみは深くなるのに、だからこそいのちはいっそう華やいでいく、と老いを言い切っています。
今日の生かし方
悲しいことが重なった日は、悲しみを消そうとせず、今日見た美しいものを一つだけ書きとめてください。悲しみの深さが、その一つを鮮やかにしてくれます。