石川啄木の名言
花を買ひ来て妻としたしむ
書き下しともがみなわれよりえらくみゆるひよ はなをかいきて つまとしたしむ
- 出典
- 『一握の砂』(1910年)
- 確認
- 原典で確認原文が載っている資料で、該当する箇所を確かめました。確認した資料
この言葉の背景
文学で身を立てる夢がかなわず、同世代の友人たちが次々と世に出ていくのを見ていた頃の一首です。劣等感に沈む日に、言い訳も自己弁護もせず、花を買って帰り妻と静かに過ごすという、ささやかな慰めのかたちを詠んでいます。
今日の生かし方
人と比べて落ちこんだ日は、帰り道に小さな花かお菓子を一つ買い、家族や同居の人、あるいは自分自身と、比べることから離れた時間を三十分つくってみてください。