初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり。毎度、ただ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ。

兼好法師『徒然草』
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兼好法師の名言

二つの矢を持つことなかれ

出典
『徒然草』第九十二段(或人、弓射る事を習ふに)(1330年頃)
確認
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この言葉の背景

弓を習う人が二本の矢を手にはさんで的に向かったとき、師が「初心者は矢を二本持つな。二本目をあてにして、一本目がおろそかになる」と戒めた話です。兼好は、本人が気づかない怠け心も師には見抜かれると続け、学びにおいて「明日こそ」と先延ばしにする心を戒めています。

今日の生かし方

「あとでやり直せばいい」と思っている作業を一つ選び、今日はやり直しのきかない一本の矢のつもりで、一回で仕上げるつもりで取りかかってみてください。

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