どうしようもないわたしが歩いてゐる

種田山頭火『草木塔』
もう一篇引く(落ち込んだとき)

種田山頭火の名言

どうしようもないわたしが歩いてゐる

書き下しどうしようもないわたしがあるいている

出典
『草木塔』「鉢の子」(前書き「昭和四年も五年もまた歩きつづけるより外なかつた。」の後の句)(1940年)
確認
原典で確認原文が載っている資料で、該当する箇所を確かめました。確認した資料

この言葉の背景

酒に溺れ、家族とも離れて托鉢の旅を続けていた山頭火の、昭和4〜5年ごろの句です。句集では「昭和四年も五年もまた歩きつづけるより外なかつた」と書いた後に置かれています。立派になれない自分をごまかさずに見つめ、それでも歩くしかない姿を、季語も五七五の型もない自由律でそのまま言葉にしています。

今日の生かし方

自分にがっかりした日は、直そうとする前に「それでも今日もここまで歩いた」と手帳に一行書いてみてください。どうしようもない自分のままでも、歩いた分の道は消えません。

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