八木重吉の名言
ひとつの素朴な琴をおけば
書き下しこのあかるさのなかへ ひとつのそぼくなことをおけば あきのうつくしさにたえかね ことはしずかになりいだすだろう
- 出典
- 『貧しき信徒』「素朴な琴」(1928年)
- 確認
- 原典で確認原文が載っている資料で、該当する箇所を確かめました。確認した資料
この言葉の背景
結核のため29歳で亡くなった八木重吉の、死の翌年に出た詩集『貧しき信徒』に収められた4行の詩です。だれも弾いていない琴が、秋の光のあまりの美しさにこらえきれず、ひとりでに鳴りだすだろう、という静かな想像をうたっています。「美くしさ」は原文どおりの表記です。
今日の生かし方
疲れて何も手につかない日は、何かを生み出そうとがんばらず、窓辺や日の当たる場所に5分だけ座ってみてください。自分をそこに「置く」だけで、心のほうがしずかに鳴りだすことがあります。